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CITY PARK

インフラのインフラによるリノベーション

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PROJECTS

第7回 E&G DESIGN 学生デザイン大賞

PROGRAM

都市公園/City Park

TYPE

LOCATION

​アイデアコンペ / Competition

愛知県名古屋市中村区 / Nakamura-ku, Nagoya, Aichi

YEAR

2018.11 (Unbuilt)

AWARD

アイデア賞/ Idea Award

堀川と都市の関係の再編

2027年のリニア開通に伴う都市形態の過密化により、ビル排熱等の人工排熱が増加し、ヒートアイランド現象の深刻化が予想される名古屋駅界隈。また、これらを緩和するまとまった緑が希薄であり、近年では減少傾向にある。これからの名古屋のあり方を考える上で、都市の成長に伴い悪化する環境を改善するシステムを構築する必要があると考える。本提案では、かつて都市インフラとして市民の生活を支えてきた堀川に再びフォーカスを当て、これからの名古屋の課題点である都市環境の改善を計る環境装置として、インフラのインフラによるリノベーションを行う。

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堀川のインフラとしての歴史的文脈

名古屋駅界隈を流れる堀川はかつて資材運送の都市インフラとして開削され、生活の憩いの場としても市民に親しまれていた。産業革命を皮切りに、都市インフラとしての役目を終えた堀川は街との関係を失い、生活排水が流れ込み汚染され、現在では堀川に背を向けるようにして街が形成されている。本提案ではかつて都市インフラとして市民の生活を支えてきた堀川に再びフォーカスを当て、これからの名古屋の課題点であるヒートアイランド現象の抑制を計る環境装置として、インフラのインフラによるリノベーションを行う。

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五条橋

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阿部繁弘 画

ビル排熱を熱源とした環境装置としての植物園

過密化するビル群の空調機排熱・屋上に降り注ぐ太陽光による暖気をダクトを通して取り込み、それを熱源として植物園としての空間を生み出す。大気に放出されていたビル排熱は、植物園により消費され都市熱を緩和し、そこで育つ植物によって浄化された空気は再び都市に還元される。この熱と空気のフローが都市との相互関係を築き、堀川は街と共に成長する環境装置となる。

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